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課題社員から教育制度を充実させてほしいという声があがった
COMPANY
北九州市とその近郊を商圏にパナソニックホームズの住宅および設備の販売・設計・施工・アフターメンテナンスを展開しているパナソニックホームズ北九州株式会社様。暮らしを守る「強さ」と幸せを持続させる「暮らしやすさ」のNo.1でありたいと、さまざまな挑戦を続けています。
今回は人事・経理・総務を中心に担当もしている、取締役の白石様に「Smart Boarding導入の背景」「人財育成への思い」を伺いました。
この事例のポイント
Smart Boardingの導入のきっかけとなったのは、研修を充実させてほしいという社員の満足度アンケートの声でした。研修を開始した翌年のアンケートでは「研修制度が充実して、より成長していきたいという気持ちになりました」といったポジティブなコメントが多数見られました。
Smart Boardingに最初からあるコンテンツを利用して、職種別・階層別の研修プログラムのコースを作成しました。他にもSmart Boardingという箱の中に、既存の研修データを組み込むことで管理の手間が省けたり、研修に参加できなかった社員にもSmart Boarding上で学習してもらえるようになりました。
Smart Boardingの導入と同時に社内の評価制度と昇進制度を変更して、Smart Boardingの受講率を評価項目に加えました。結果として、積極的に研修を受講したり、成長したいという社員の意欲を醸成できただけでなく、アンケート結果ではポジティブな声も届きました。今後はより効果的で魅力的な研修プログラムを作成していきます。
INTERVIEW
白石様
導入を決めた理由は主に2つあります。
①まず、Smart Boardingの研修コンテンツは質が非常に高く、種類も充実していました。
②さらに研修プログラムに会社独自の要素を組み込む自由度が高かった点も大きな魅力でした。社内で様々な研修を実施してきましたが、全社員の参加が難しかったり、研修のデータ把握・管理が複雑になること課題でした。Smart Boardingを導入することで、研修データをSmart Boardingという共通のシステムの中の管理できます。また、参加できなかったメンバーも後から過去の研修内容を繰り返しみることができるので、非常に魅力的でした。
導入1年目では、職種や階層に応じてカリキュラムを作成、Smart Boarding職種別・階層別の研修プログラムを組み立てました。「社員に適切な研修機会を提供すること」を最大の目標に掲げており、まずはSmart Boardingを使ってもらえる環境づくりに取り組みました。
その結果、社員が積極的にSmart Boardingを活用してくれて、研修コースの受講率も高くなりました。一部のメンバーは、Smart Boardingを”習慣的に”利用してくれています。
そこで2年目には、弊社ならではの自社コンテンツの作成・配信に重点を置きました。これまでメールで共有していた研修コンテンツをSmart Boarding上に格納し、さらに新入社員向けの研修資料もアップロードしています。今後も、自社コンテンツを充実させていく予定です。
白石様
先ほどお話しした階層別のコースの「受講完了」を次の階層に進むための必須条件として設定しています。社内の昇進制度と評価制度を一部変更し、既存の要件に加えて、Smart Boardingの用意されたコースの受講完了を昇格の条件としています。つまりSmart Boardingの研修プログラムを受講しないと、昇格・昇進の対象にならないという仕組みを作りました。
さらに、半年ごとに上司との面談を行い、その半年間の目標達成度や課題を確認しています。この面談の際には、Smart Boardingの受講率を可視化して、社員の研修参加状況を確認しています。
白石様
最も受講率の高い営業部のメンバーは「隙間時間」に視聴しているそうです。お客様とのアポイントの合間や住宅展示場での待機時間など、実は「隙間時間」があり、その時間を有効に活用しているそうです。Smart Boardingのコンテンツは端的に短くまとまっており、忙しい営業スケジュールの中でも取り組みやすい教育プラットフォームになっていますね。
白石様
翌年度、「満足度アンケート」の結果が非常によい結果になりました。特に、「社内の研修制度が充実して、より成長していきたいという気持ちになりました」という回答をいただき、 Smart Boarding を導入して良かったと思いました。嬉しい限りです。
また従来から年に1度、「昇格に関する階層別」の研修を実施していたのですが、グループ全体で実施する都合上どうしても参加者が限られてしまうという実態がありました。そこでグループ全体ではなく弊社独自だけで昇格に関する教育プログラムを実施する方針に変更しました。この研修は義務ではなく、手上げ式にしているのですが、対象者の約9割が研修に参加したいと希望してくれました。日頃からSmart Boardingを利用して「積極的に成長をしたい、弊社で上を目指していきたい」と思っている社員が増えたことが影響していると思います。
白石様
社員が「今の会社に満足できているか」「今、良い仕事ができるか」が、何より重要だと思っています。社員の満足度は、会社の業績や顧客サービスに直結する重要な要素です。
私たちは主に住宅提供事業を展開しており、顧客に最高のサービスを提供するためには、社員が会社に満足していることが不可欠です。
社内教育の充実や各社員が成長できるかという部分も、当然会社に対する満足度に影響します。少しでも社員が「この会社で働いて良かった」「やりがいのある仕事ができている」と思ってもらえるように、引き続き人財育成に注力していきます。
▼社員旅行での集合写真
白石様
Smart Boardingには豊富なコンテンツがありますので、今後は自社コンテンツの中にさまざまな分野のコンテンツに触れる機会を提供したいです。専門的な分野や得意分野を深堀りすることも大切ですが、仕事の中で様々な出来事が起こることもあります。その際に”最低限こういったことは知っておいて欲しい”というコンテンツを増やします。
ただ、私一人では研修の充実を図ることは難しくなってきたので、他の社員の力を借りたいと思っています。弊社では委員会制度があり、全員がいずれかの委員会に所属しています。たとえば、従業員満足度向上委員会では月に一度、社員の満足度を高めるための施策を検討しています。
そこで、新たに能力向上委員会を設立し、複数のメンバーが協力して研修のカリキュラムを考案することを検討しています。定期的な会議を通じて、より効果的で魅力的な研修プログラムを作成していきたいですね。
この記事を書いたコンサルタント
株式会社FCE (編集部)
株式会社FCE 人材育成コラム編集部です。
人材開発/研修を検討中の方、組織力の向上を目指し情報収集をしている方向けに有益なコンテンツを発信していけるようサイト運営をしております。
導入いただいたサービス
「知っている」から「できる」に導く定額制オンライントレーニングシステム
インプット(Eラーニング)だけでなく、アウトプット(オンライン研修)で何度も練習し、実際に現場で成果を出すことにこだわったオンライントレーニングシステムです。
POINT
その他の事例
年1回社員の満足度アンケートを実施しており、その中で「社内の研修制度を充実させてほしい」という回答を複数いただいたことがきっかけです。現在、入社から3年目までは一定の研修が提供されていますが、それ以降は研修の機会がほとんどない状況です。一方で、社内で新たに枠組を作成して、研修を実施していくというのも難しい状況だったのです。
しかし「社内教育を充実させてほしい」という声が挙がってくるのは「より成長し、より活躍したい」という意欲ある社員が多いことの証だと思います。研修を充実させて、社員がより成長できる・活躍できる環境をつくっていくことが必要だと感じました。