リーダーシップを発揮する社員の具体的な行動8選
「私は、数年先に実感できる成長を信じて
頑張れるほど我慢強くないので、
爆速で成長できるようもっと意識を高めて参ります!」
ある方から頂いたメールの一節で、
わたしが深く共感した部分がありました。
わたしも、まったく我慢強くないんです!
早く成果を出したいし、早く憧れる上司のようになりたい。
そのために、もっと早く成長したい!
では、「今すぐ、少しでも早く成長する」ためにできることとは・・・?
そのために必要なのが、今日のキーワードでもある「振り返り」です。
「振り返り」は「反省」ではない?
入社したてで、わからないことだらけだったころ、わたしは「日報」に、その日にやった業務と所感を書いて、
提出していました。
そんなある日、先輩にこう言われたのです。
「大司さん、日報でちゃんと振り返らないとだめだよ。。」
『振り返り? 日報って、日次の業務報告じゃないの?
そうか、ちゃんと反省しろということか』
と、わたしは反省点もきちんと書いて提出するようにしました。
すると、今度は上司から
「大司さん、これは振り返りじゃなくて反省文だなあ」と・・・。
『ちゃんと、1日のことを振り返って書いたのに…』
と思いましたが、何が違うのだろうと
先輩や他の人が書いている日報をよく見てみることにしました。
たしかに何かが違う…これが振り返り…?
たしかに、自分の日報とは何かが違うのです。前向きというか、読んでいてワクワクするというか・・・。
先輩たちの日報の『共通点』
読んでいくと、先輩たちの日報には『共通点』がありました。それは、
・目標(ゴール)とその結果
・できたこと
・やり直すとしたら、どうするか
・次の一手
の4つの視点で、必ず書かれていたのです。
振り返りは、未来の自分へのアドバイス
一方、わたしの日報には、行った業務と長々とした反省点の2つが書かれているだけ。
読んでいて、なんとなく暗い気分に・・・。
先輩に相談すると、
「振り返りって、未来の自分へアドバイスをすることなんだよ」。
目からウロコでした!
振り返りとは、どうしたらうまく行くか、
その方法を見つけるために、失敗した過去の自分と対話し、
未来の自分へアドバイスをすること。
そんな振り返りだからこそ、先輩の日報は、
「前向き」なワクワクするものに感じられたのです!
「振り返り」を「繰り返し」て、手にするもの
トーマス・エジソンは「わたしは、今までに、一度も失敗をしたことがない。
電球が光らないという発見を、今まで2万回したのだ」
「それは失敗じゃなくて、その方法ではうまくいかないことが
わかったんだから、成功なんだよ」
という名言を残したと言われています。
自分が成し遂げたい結果、なりたい姿があって、
そこに「早く近づきたい」と思うからこそ、
多くの人は悩んだり、苦しんだりしていると思います。
その「悩み」を未来に繋げられる方法こそ、「振り返り」。
反省ではなく適切な「振り返り」をする習慣を早く身に付けて、
どれだけ「繰り返す」かで、未来は加速度的にどんどん変わります。
それを知ってからのわたしは、『今日は失敗した・・・』と思う日こそ、
時間をかけてしっかりと「振り返り」をするようになりました。
目標達成に近づくため、「次の一手」を決めて行動すると、
不思議なことに失敗が怖くなくなり、
次々とTRYできるようになっていったのです。
「振り返りとは過去の自分と対話し、
未来の自分にアドバイスをすること」
この言葉を胸に、わたしも目標(ゴール)に向かって毎日TRYし、
「ふ・り・か・え・り」を「く・り・か・え・し」中です!
以上、大司奈緒(たいしなお)でした。