リーダーシップを発揮する社員の具体的な行動8選
こんにちは、FCEトレーニング・カンパニーの吉村です。
本日は、いつもとは違った角度で「うまくいく評価制度」についてお伝えします。
評価制度を機能させる上で、切っても切り離せないものがあります。それは「評価者のコミュニケーションスキル」です。
評価制度の目的である「目指すものを実現する」は果すには…
なぜ、評価者のコミュニケーションスキルが重要か、といいますと…
あなたの会社にとって「完璧な評価制度」が出来上がり、上司が「的確に評価できた」としても…
部下が納得するように評価を伝えられない
→これだと部下は、評価に対して不満を持ってしまいますね
部下から「この人に評価されたくない!」と思われてしまっている。
→これでは、評価どころではありません…
これでは、評価制度の目的である「目指すものを実現する」は果たせそうにないですよね。
つまり、上司は「的確な評価」をした後に、部下をこんな状態にしなくてはならないんです。
部下の「自己評価や考え・感情を理解」し、
部下が「納得するように評価を伝え」
部下を「モチベートできている」
上司は、的確な評価だけでなく、…これだけのことをしなくてはいけません。
こうやって書き出してみると、いかに「コミュニケーションスキル」が大切なのはおわかりいただけたのではないでしょうか?
そう、評価制度をうまく機能させる必須スキルは「評価者のコミュニケーションスキル」なんです。
評価制度をうまく機能させるスキルは「コミュニケーションスキル」
私たちが考える「評価者が身につけるべきコミュニケーションスキル」はたくさんありますが、本日はその中でも、一つだけ、お伝えしようと思います。
実は、今日お伝えするコミュニケーションスキルは「評価を伝えるタイミング」にも、「普段のマネジメント」にも使えるスキルなんです!!!
が、
とってもシンプルなので「なんだ、そんなことか」とがっかりさせてしまうかもしれません。(お伝えするのも少し気が引けるのですが…)
ですが、ずばり、申し上げます。
それは「聴く」スキルです。本当にシンプルです。ですが、徹底して実践をすれば、これほど強力なものはありません。
ぜひ、部下の話を聴くときには、 この3つをやってみてください。
- 部下に姿勢を向けて
- 部下にあわせた表情を作り
- 相槌をうつ
実践することによって、部下をより深く理解できます。部下を深く理解することができたら、部下に響くように「褒められます」そして「叱れます」
それから、びっくりするぐらい「部下との関係性」が変わります!
ここまで読んでいただいて「そんなの知っているよ」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、これが…なかなか出来ない方が多いんです。
簡単そう…でもなかなか実践できない「聴く」
実際、こんなご相談をいただくことがよくあります。「最後まで話を聞くことが出来ずに、ついつい、途中で自分の話をしてしまう」
「傾聴しようと思っても、会話が途切れてしまった」
「相手の言った言葉を繰り返すと『だからいっているでしょ!』と手痛いツッコミを受けた」
中には、こんなお声も。
「話を聴くのは、もう諦めました。自分には向いていません」
…
…
…
…
(おそらく「7つの習慣(R)」研修を受けて傾聴を実践してみた方は、共感いただけると思います)
では、なぜ、このような一見簡単そうなことが出来ないのでしょうか?理由は様々ありますが、意外と多い理由は、この2つだと思います。
・(単なる)トレーニング不足
何事も、練習しないと上手くなりませんよね。「聴く」も同様です。
・フィードバック不足
自分の「聴く」について、他者から教えてもらうことによって気づけることがあります。
いかがでしょうか?「知っている」ことでも、できるようになるにはトレーニングやフィードバックが必要なようです。
- 部下に姿勢を向けて
- 部下にあわせた表情を作り
- 相槌をうつ
3つありましたが、どれか一つでも日常の中で意識してトレーニングをしてみてください。そして、諦めずに「聴く」を継続し、身近な人にフィードバックをもらうことをおすすめします。
今回は評価制度をうまく機能させるコミュニケーションスキルについてお伝えしました。
吉村でした。