リーダーシップを発揮する社員の具体的な行動8選
さて、他のメンバーからもお届けしましたが、弊社ではリモート朝礼にて「あること」を続けています。
それは「褒める」ということ。
朝礼では、一人ずつその日のゴールを発表します。
そして、次の人を指名する際に、相手を「褒める」というルールがあるのです。
この「褒める」という行動が弊社のValueの一つ「磨く、磨きあう」を体現し、個人そしてチーム全体の成長にも繋がっているのではないか?
と、感じたことがあったのでご紹介させてください。
褒める(=美的凝視)×置換力で自己革新につなげる
弊社の研修では、褒める目的=「良い行動の習慣化」とお伝えしています。良い行動を褒めることで、その行動を再現することにつながるからです。
私はFCEに入社して以来、上司から褒めてもらうことはあっても、意識して誰かの良い行動を「褒める」ということはできていませんでした。
今では、もっと早く実行できていたら!と思っています。
それは、朝礼での「褒める」を実行することで、ある気づきを得たからです。
「褒める」は、褒められる側だけではなく、褒める側にも成長の機会を与えてくれるということ。
「『褒める』を通じて、 相手の良いところを見つけようとする。」
この美的凝視の行動を通して「ちょっとした仕事の仕方の違い」「ちょっとした気遣い」「ちょっとした在り方や考え方の違い」が「大きな違い」だと気づけました。「相手の良い行動を自分はできているのか?」
「自分の業務に置き換えると、どう活かせるだろうか?」
そして、自分に足りないところに気づき、相手の良い行動を真似することで自己革新に繋がる!
実際「褒める」が始まってから、メンバーのことを良く観察するように。時には、良いところを忘れないように!と、メモも取り始めました。
たとえば、朝礼での聞く姿勢。
私は、ZOOMにてメンバー全員が映るように画面を広げているのですが、あるメンバーの聞く姿勢が
いつでもとても素敵なのです。
画面越しからでも伝わってくる「あなたの話を聞いていますよ!」という誠実で真摯な態度。
私もそうありたいと思い、Zoomミーティング時など聞く姿勢を改めました。
とあるメンバーは、直ぐに確認する時間がない時には、〇〇までに連絡します/確認しますと「いつまでに」を連絡してくれます。
すると、バックオフィスの私としては、じゃあ〇時まで他の業務をしよう、〇時になったら対応できるように時間を確保しておこう、と次の一手が打ちやすくなりました。
そして、これはお互い気持ちよく仕事ができるコツだ!と思い、真似するようにしています。
また、他のメンバーは「〇〇は△△のように処理しようと思うのですがどうでしょうか」と相談すると…
「そもそもこの処理はなんのためにすると思う?」「△△しようと思った理由は何?」こんな風に質問してくれることも。
質問されると人は自然に思考スイッチが入ります。自分の考えを整理することにもつながりました。
冒頭の質問をした際に「それでいいよ」とか「そうじゃなくて〇〇して」と、一言で済ませることも
できると思うのです。
改めて時間を取って、丁寧に指導してもらえることに感謝の気持ちを伝えることができました。
また、今後は、自分自身に対しても自分で質問しよう、とも思えたのです。
さらには、他のメンバーに教えるような場面があれば、相手の思考スイッチを入れられるようなアプローチをしていこうと意識するようになりました。(私が前職で後輩に接する際に、足りないところはここだったのかもしれないなという反省も。)
これらは私が朝礼で褒めたり、今後褒めたいなと思っているメンバーの良いところと、褒める側に立って初めて得た気づきです。
朝礼で誰かを褒める時、こんなワードがメンバーからも良く聞かれます。
「ベンチマークしています」
「習慣化したい」
「真似します!」
同じように「褒める側」に立つことでメンバー同士、多くの気づきを得ていると思うのです。磨く、磨きあう
弊社の大切にしているValueの一つ「磨く、磨きあう」に以下の言葉があります。私たちは、
・互いの成長に関与しあう風土こそが、組織の当たり前のレベルを上げ続ける土台であるととらえ
・勇気と思いやりをもったオープンマインドなコミュニケーションをこころがけ、自己革新・他者革新につとめます。
リモート朝礼で始まった「褒める、褒められる」は、まさに「オープンマインドなコミュニケーション」による「自己革新・他者革新」に繋がっていると感じています。
もしリモート朝礼での「褒める」があってもなくても、これからも「褒める」を実行していきます!
皆さんも一緒に「褒める」をやってみませんか?
以上、古川でした。
PS
休日に早起きをして、お一人様時間に好きなことをするのが、一番のリラックスタイムです。
子どもの寝顔にも癒されます。