2021.07.08 2024.11.19
  • マネジメント

祖母より教わった大切な事を昇華させられる出来事

岩手県出身、FCEトレーニング・カンパニーの藤原です。

【目次】

私は父方も母方も岩手出身なのですが、母方の祖母はとっても優しい大好きなおばあちゃんでした。

母方の実家は岩手県花巻市なのですが、あの「雨ニモマケズ」で有名な宮沢賢治さんの生家と3軒隣だったようです。

ホントかどうかはわかりませんが、祖母曰く「賢治は私のことが好きだったのよ!困った人だったわ!」笑いながら言っていました。

多分冗談なのでしょうが、そんな茶目っ気もある素敵な明治生まれのおばあちゃんでした。

そんな、大好きな祖母も残念ながら他界してしまいましたが、幼心に響き、今でもすごく大事にしている「教えてもらったこと」があります。

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「いいかい覚也ちゃん、自分にやられて嫌なことは人にやっちゃダメ。」

「自分がやってもらって嬉しい事を人にやってあげなさい」

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本当にそう思いましたし、完璧に出来ているとは言えませんが今もすごく意識をしています。

ただ困ったことも多くありました。

「良かれと思ってやったことが裏目にでる」

これ、皆さんも経験があるのではないでしょうか?

弊社では「7つの習慣(R)」を大事にしているので「パラダイム」「信頼残高口座」「WIN-WINを考える」などをテーマとして扱いますが…

良かれ(自分にとって嬉しいこと)と思ってやっても裏目(良いと思ってもらえない)に出ることはありますよね。

先日あったことですが、あるプロジェクトをとあるメンバー中心に進めてもらい、成功させたい時の話です。

その中心となるメンバーを奮起させ、やる気溢れる形で進めさせたいとき、皆さんならば「どんな声がけ」をしますでしょうか?

もしくは「どんな声がけされるとやる気になりますか?」

1)このプロジェクトが成功した暁にはあなたを幹部候補に推薦したいと思っているから頑張れ!

2)このプロジェクトが成功したら、何気に同期では一番だよね?同期No1になろうよ!

3)このプロジェクトが成功すると我が社は安定収益となる。まさに未来をかけたものだから頑張れ!

4)このプロジェクトが成功すると本当にチーム全員が助かる。みんなの為にも頑張ってほしい!

5)このプロジェクトが成功するとあなた自身の成長は半端ないよね!期待しているから頑張れ!

例を挙げたらきりがありませんが…上記5つから「かける言葉」を選ぶとすると、どうでしょうか?もしくは、自分だったら「やる気が出る!」と思うものはどれでしょうか?

5つすべて当てはまる人もいるはずですし、5つともそれほどやる気にはならない人もいるはずです。

そして、1つや3つの方もいるのではないでしょうか?

ちなみに私は、明確に3つはやる気になりますが、残りの2つは微妙です。

その人が大事にしている価値観がわかると…

基本的に人は、自分が大事にしている、良いと思っている価値観で相手にも響くだろうと思って発言をします。

私の祖母が教えてくれたように、嬉しいと思う声がけをしようとするのです。

上記1~5の声がけですと、私は1・2・3の順番で響きます。

4・5は…嬉しくないわけではありませんがそれほど響きません。

あるメンバーに聞くと「5は響きますね!他はいまいちです!」「2と4は響きました!他も嫌では無いですが…あ、1は嫌かもです…」みたいに千差万別でした。

相手が大事にしている価値観(響く言葉)がわかれば本当の意味で相手が嬉しくなるかも!…と、まぁ当たり前の話かもですがこれまではこの先は「よく相手を観察しよう!」「相手の歴史(これまでの歩み)を理解し、大事にしているものを拝察すべき!」などと思っていましたし、お伝えしていました。

わかっているけど、やっぱり裏目にでることがある…

1ヶ月前よりセミナーを開始し、とんでもない「満足度」「まずはお試ししたい!」すごく反響があるセミナーを最後にご紹介させてください。

ここでゲットできるのは裏目になるメカニズムと解決方法です。

テレワークを導入するなどした結果、コロナ前のようないつでもある程度の時間やコミュニケーションを取れていたのが難しなった方なども、ぜひ、聞いてみてください!

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実は、私はこのサーベイで「相手が大事にしている価値観」が分かり、コミュニケーションやマネジメントが裏目に出ることが一気に少なくなました。

まさに、相手の価値観を知って、「よく相手を観察しよう!」「相手の歴史(これまでの歩み)を理解し大事にしているものを拝察すべき!」の、その先です。

サーベイをマネジメントに活用したことで、結果として…「マネジメントのミスマッチ」減りましたので…ぜひ、体感頂きたいです!

以上、藤原でした!

PS
3歳の双子の娘がいますが、現在、イヤイヤ期絶頂です。

マネジメントのミスマッチは激減しましたが子育てのミスマッチはあり…良かれとおもってやったことも裏目に出まくっています。

日々精進するしかありませんね…がんばります。

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この記事を書いたコンサルタント

藤原 覚也 (株式会社FCE)

大学卒業後、企業に従事する傍ら自ら起業し事業を立ち上げる。
30歳(2005年)の時に経営を学ぶために、経営コンサルティング会社(東証一部)へ転職。
入社2年目で仙台副支店長となり、2010年にはIT営業代行事業を立ち上げ(東証一部)の子会社代表取締役社長に就任。新規事業立ち上げから、事業拡大時における組織作り、人材育成において手腕をふるう。
2012年 FCEトレーニング・カンパニー 取締役就任(2014年に副社長)
2013年 FCEメディカルアンドケア (現FCEパブリッシング) 取締役兼任

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