リーダーシップを発揮する社員の具体的な行動8選
突然ですが、これまで人生の中のあらゆる選択の場面で「なぜその決断をしたの?」と質問をされた時に、明確に答える事ができますか?
人は多かれ少なかれ、色んな決断をしてきていますので様々あるかと思いますが、私は入社し4年目の頃に、自分にとってはとても厳しい道を選択した経験があります。
その選択について、「なぜその決断をしたの?」と質問されたのですが、スカッと答えられずにモヤモヤしていました。
決断をした当時、4年目だった私は、学校法人様向けの営業をやっていたのですが、社内公募されていた「居酒屋の店長」になるという決断をしたのです。
正直、入社した当時はコンサルティング会社に入ったこともあり、華やかなイメージのビジネスパーソンを夢見ていたわけで…「居酒屋の店長」というのは、未知の世界であり、肉体的にも精神的にも厳しい選択でした。
そんな経験を初めてお会いする方に対して、自己紹介でさらっとしたのですが、「なぜその選択をしたのですか?」と聞かれて、しどろもどろになったのです。
なぜって聞かれても、「現場の経営を学びたかった」「新しい事にチャレンジしたかった」「会社にもっと利益貢献したかった」と色々頭をよぎりましたが、整理ができないままでした…
価値観は内発的動機付けを促進させる
以前のメルマガでもご紹介しましたが、ここ最近、人の「価値観」を理解するサーベイのプロジェクトに加わり、活動しています。
学んでいく内に分かったのは、性格と違って価値観とは、内発的な動機付けの源泉になること。
つまりは、やる気の源であったり、選択する際の優先順位になるものです。
もちろん、今から10年以上前の選択については当時の私がもっていた価値観の優先順位をみるデータがありませんし、推測になってしまいます。
ですが、恐らく私は当時、「自律性」「競争性」「成長性」という価値観の優先順位が高かったのでしょう。
「もっと会社に利益貢献したい」などと表面的にはかっこいいことを言っていましたが…(勿論そう思ってはいましたが)
本質的には「もっと自分に仕事を任せて欲しい、自分の裁量で仕事を進めたい」「同じ世代よりももっと成長して、勝ちたい」などといった価値観を持っていて、その優先順位が高かったのだと思います。
価値観について学んだことで、10年越しに自分の選択の理由が整理でき当時の選択がスッと腹落ちした感覚を味わうことができました…
自分で気づいていない自分を知る
ここ3ヵ月、多くの方に対して、価値観サーベイを受けて頂き、自己理解を深めるサポートをさせて頂いています。
そういった活動を通して分かるのは「自分の事であっても、理解出来ていないことや説明できないことがたくさんある」ということ。
これは決して悪い事ではなく、潜在的にある「自分が優先的に大切にしたいこと」が、人にはそれぞれあるということです。
面白いのは、本人は結果をみて「そうかな~?」としっくり来ないことであっても…長年寄り添っている同僚や上司からみたら、「私からみて〇〇さんは、その価値観を大切にしてるって思えるよ」と言われるケースが多いことです。
ジョハリの窓でも言っているように、「自分では気づいておらず他人から見た自分」についての理解が深まると、これまで以上の可能性が
開けるきっかけになります。
思い返すと、これまで上司から私に対するフィードバックをたくさん貰ってきました。
当時はしっくりくるもの、そうでないもの色々感じていましたが、「言われてみたら、そうですね!」ということは、自分にとってプラスのエネルギーになることが多かったように思います。
そう考えるとコロナ禍で残念ながらこの1年半はランチやお酒の席で上司や同僚からフィードバックをもらえる機会も減っています。
「1on1」という機会でのフィードバックも非常に貴重ですが、そんなに長い時間が取れない中で、自分の事を深く知る機会というのはとても貴重です。
短い時間のフィードバックの中でも自分自身の可能性を切り開くサポートツールのひとつとして、ぜひ、価値観サーベイをご活用くださいね。
ここ数カ月で、以前お会いさせて頂いた方にどんどんご紹介しておりますが、とても喜んで頂いております。
ご案内を貰っていないという方は、ぜひ、「価値観」についてのセミナーにご参加くださいね。
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今回の取り組みが、少しでも皆様の自己理解に繋がるきっかけになれれば嬉しいです。
以上、江口でした!
PS
ハマっているゴルフ。
息子が買ったマリオゴルフ(ゲーム)では、バーディーの連続ですが現実でもそうなるよう鍛練します!