リーダーシップを発揮する社員の具体的な行動8選
結果が大きく変わった、ある一つの選択とは?
先日、他部署から、“商材に使うイラストを描いて欲しい”というご依頼がありました。
特に専門の業務としてやっているわけではないのですが、趣味でイラストを描くのが好きなので、たまにご依頼を頂くことがあります。
今回は、「有名人の似顔絵を数枚描く」というもの。
大体ある程度はさらっと描けるのですが、ある1人だけ、どう頑張っても上手く描けず、かなり苦戦していました。
イラスト、特に似顔絵は、線が1本あるかないか、その線が太いか短いか、線が3㎜長いか短いか、こんなちょっとの差で全体の見え方が大きく変わります。
だから、“なんか違うな…”と思った時に、目が違うのかな?鼻かな?線の太さかな?と、色々な視点で微調整をしていきます。
少しの変化で、劇的に似たり、逆に全く別人になってしまったり。
様々試してみたけれど、どうしても似ていない…とかなり煮詰まって、もうこの人は描けないのではないか?とまで思いました。
そこで一旦、思い切った決断をしました。
それまでずっと描き続けていたものを、全て消してみたのです。
コーヒーブレイクを入れて、もう一度、ペンをとってみることに。まるで初めて描くかのように。
その結果、自分でも驚くことが起こりました。
さっきまで1時間くらいにらめっこしても描けなかったものが、一気に思うように描けたのです。
業務が煮詰まった時、皆さんはどうしていますか?
「何かが上手くいかない。」
そんな時、これまで積み上げてきたものを、一気に壊すのは怖い。
だから、”今あるものをどう改善するか?”という思考になりがちです。勿論、その視点は必要不可欠ですが、”全体から根本的に変えられないか?”この視点も重要であると感じました。
今あるものを改善しようとすると、どんどん視野が狭くなり、細かいところにばかり目がいってしまう。
実はそもそも、土台から問題があるのではないか?この問いを自らに投げること。
“部分ではなく、全体から捉える。”
また、全体を他のものと比較してどうか。
“何が足りていなく、何を改善する必要があるのか。”
1つのキャンパスの一部分をずっと見ていても決して良い絵は完成しない。
日々の業務全てにおいても同じことが言えると感じました。
自分の、今目の前のタスクしか見えていないと、上手くいかない時に、クリティカルな改善の一手はなかなか生まれません。
自分のこのタスクは、どんな目的があるのか、チーム全体で見た時に、どこに繋がっているのか。
常にこの視点をもつこと。
後輩が入ってきた時に恥ずかしくないようにする為にも、日々様々な視点をもって仕事に取り組んでいきたいです!
以上、鈴木でした!
PS
完成した絵はこちらです!誰かわかりますか…?