リーダーシップを発揮する社員の具体的な行動8選
自分の経験を振り返ってみて
FCEトレーニング・カンパニーでは「一人ひとりのことを知る」を目的に月に1回全体会議の中で、自分の生い立ちやこれまでの経験から得た気づきなどをプレゼンする時間があります。※「マイストーリー」と呼んでいます。
月に一度の開催なのですが、2月は私が担当しました。
現在、新卒2年目なので、幼少期や小・中・高・大と学生の頃の話を中心に自分の生い立ちや過去どんなことをやってきたのか?について話をしたのです。
プレゼンのためにこれまでを振り返るっていると、高校生時代の野球部での経験が今の自分を形作っていると気づきました。
そして、今もなおその経験が「原動力」になっていると感じたのです。
野球部では本気で“甲子園を目指している”強い気持ちをもっているメンバーがそろっていました。
私は小・中・高と野球をやってきており、幸いなことに監督に評価いただき常にレギュラーメンバーとして前線にでていたのです。
ですが、高校3年生、夏の甲子園がかかっている大会で初めてメンバー落ちを経験。
落ちた理由は、私が「イップス」になってしまいプレーヤーとして戦力にならなかったからです。
初めてのレギュラー落ち、公式戦に自分が立てないとなった時“無力感”に苛まれて自己嫌悪に陥りました。
そんな状態だったので、公式戦でベンチ入りすることも危うい状態だったので、「背番号もらえないんだろうな」と諦めかけていたのです。
そんな時、公式戦のベンチメンバーを誰にするか、キャプテンと副キャプテンが監督とコミュニケーションをとっている瞬間に遭遇しました。
話を聞いていると、私はメンバーに選ばれていないようで…。
ただ、キャプテン・副キャプテンは「中野に背番号をあげてください!」「中野が俺たちに必要なんです!」という交渉してくれていたのです。
その言葉を聞き、私は「あれだけ甲子園を目指すって言っていたのにこのままでいいのか」と背中を押されました。
自己嫌悪し、腐るのではなく、「自分だけの為ではなく、チームの為に自分にしかできないことをしよう」と決意。
これまで活躍できていた環境や周囲の支えに感謝し、“ムードメーカー”として選手の心の拠り所になろうと決め、練習のサポートを徹底しました。
当初目標としていた選手として甲子園を目指すことはかないませんでしたが、甲子園を目指すチームのために自分ができることをして支えた原体験です。
私にとってはものすごく強烈な挫折経験ですが、今は、経験出来て良かったと思います。
この経験があったからこそ、私自身が体現していきたい姿として「自分の生き様によって関わる人の挑戦の一歩を後押しする、人生の”起点”となる人であり続ける」と掲げることができています。
あの時、挫折はしてしまったけれど、背中を仲間に押してもらい、次の挑戦の一歩を踏み出せた経験が私の財産です。
今も、これからもこの経験を旨に、目の前の仕事に向き合っていきたいと思っています。
プレゼンを終えて
このプレゼンを通じて得た気づきは、これから自分がどうなりたいのか?何を成し遂げていきたいのか?それは自分が五感を通じて経験した事柄から発見できるということです。
もしかすると今、今後のキャリアを考える上で自分って何をしたいんだろう?これからどうしたいんだろう?と迷っている方もいるかもしれません。
一方でこれから頑張っていくぞとやる気に満ち溢れている人もいるかもしれません。
自分の体現したい姿や成し遂げたいことなど自分にとっての”指針”を持っておくことはこれからを生き抜いていく上で重要になってくるのだと体感しました。
そしてその指針があれば、目の前の1つ1つの事柄を自分にとって最適な選択ができるのかな、と思います。
皆さんもぜひ、自分の過去を振り返ってみてはいかがでしょうか?
私は過去を振り返り、これからを描いたことで”今この瞬間”を頑張ろうとモチベーションが上がりました!
少しでも皆さんにとって気づきや新しい発見があれば嬉しいです!
以上、たかじんでした!!