リーダーシップを発揮する社員の具体的な行動8選
こんにちは。
FCEトレーニング・カンパニーの鈴木 彩予です。
先日、久々に実家に帰省をしてあるものを発見しました。
それは、自分の小学校・中学校時代の成績表。
自分でも驚くくらいに、ほぼ完璧に近いくらいの成績でした。
“なんでこんなに頑張っていたのかな~”と何となく考えていたら、あることを思い出したのです。
そして、意外にもその記憶から、今、社会人として仕事をする上でも大事なことに繋がったので、今回はその気づきをご共有致します!
“勉強しなさい”と言われなかった幼少期
私は、小学校から高校まで両親に「勉強しなさい。」と言われたことはありませんでした。
しかし、後にも先にも1回だけ、母に勉強のことでこっぴどく怒られたことがあります。
それは、私が中学1年生の秋頃、校内定期テストで、24位をとってきた時のこと。(1学年250人くらいでしたが、衝撃過ぎて順位まで覚えています。)
目がパンパンになるまで泣くほど怒られたのはなぜか。
それは、私が母との“ある約束を守れなかったから”でした。
“勉強しなさい。”と言われたことはありませんでしたが、中学校に入ってから、唯一、母と約束していることが1つだけありました。
それは、必ず毎回テストの順位で20位以内に入ること。
そして、その時に言われた言葉は、
「約束が守れない、結果を出せないのであれば、これから先、全ての管理をママがすることになるけれど、それでもいいの?どんな勉強をどれくらいするとか全部ママに言われたことをやるんだよ。」
と。
私が、それは嫌だと答えると、母はこう続けました。
「ママがこれまで勉強しなさいって言ってこなかった理由はわかる?それは、あなたを信用しているし、結果も出しているから。
きちんとやっているかどうかは結果を見たらわかる。サボったら点数は下がるし、頑張れば上がる、簡単なこと。
自分の好きなようにやるには必ず結果を出し続けるっていう”責任”が必要なの。
だから、結果を出し続けることができないのであれば、“自由”にさせることはできないよ。」
と。
そういわれた当時、また、母は”24位”という数字に怒っているのではなく、
「自分で約束した結果を出せなかった。」
「自分の責任を果たしていない。」
ということに対して怒っているのだと気づき、その瞬間、何かがストンと腹に落ちたのです。
“24位をとってしまって悔しい。”
“自分だって悔しいのになんでこんなに怒られるんだ。”
という気持ちで泣いていた私ですが、それに気づいた後は、こんな言葉を返していました。
「わかった。これから絶対20位以上を取り続けるからこれまで通り、 自分で自由にやらせて。」
その後3年間、私は20位を下回ることはなかったですし、母が勉強に干渉してくることもありませんでした。
自由と責任
振り返ると、両親のしつけのスタンスはいつもブレずに1つだった気がします。
“自分で責任を取れることは、自由にやっていい。”
“自分で責任が取れないことは、必ず許可を取りなさい。”
“責任が取れないけれど、やりたいことがある場合は、お願いしなさい。”
“お願いする時は、ママが納得するような理由を持ってきなさい。その理由がなければ許可はできない。”
実際母は、高校・大学と歳が上がるにつれて、どんどん自由の幅を広げてくれました。
幼い頃は特に、“なんでウチはこんなに厳しいんだろう。”“親が優しい家はいいなあ。”と思うこともあったのですが…
しかし、もし小さい頃から何もかも自由だったら、今の自分はないかなと思います。
とにかく何でもかんでもダメなわけでも、OKなわけでもなく、”自分で責任をとれるかどうか。”という判断のもとに与えられる自由。
成人、特に社会人になると何もかも自由になり、何が良くて何がダメなのか全て判断するのは自分自身になります。
迷うこともありますが、そんな時は、“自分が起こした結果に関して、自分で責任を持つことができるか。”“誰かに迷惑をかけないか、かけたとしても、それを自分の責任とする覚悟があるか。”この考え方が、私を冷静にさせてくれます。
どんだけ遊んでも、どれだけ楽しいことをしても、必ずやるべきことはやる。
やるときはやって、結果を出す。
これが自分の根幹にある気がします。
自分の仕事に”責任”を持つ
3ヶ月前くらいから、仕事で新たに、自分の領域を持たせて頂けることになりました。
勿論、上司もいますし、最終的な意志決定等の責任は自分以外にあります。
ですが、チームの目標に対しての責任は自分にあります。
新たな領域であるが故に、これまでのノウハウはないので、ほぼ一から試行錯誤している状態です。
逆に言ってしまえば、型がない分、やり方は自由。リモートワーク環境で、働き方も自由。
だからその分思うのは、
”必ず結果を出して報いること。”
新たな”自由”を与えて頂いている今の環境に感謝をし、自分で、自分の結果に対して”責任”を持つことを忘れずに日々仕事に向かおうと、改めて思いました。
以上、鈴木でした!
PS
私には、2つ上の兄がいますが、当時兄は、私とはまた違う約束を母としていました。
先日、母にその理由を聞いたら、“あなた達はそれぞれ性格が違うから”とのことでした。
自分に合ったアプローチで、真っすぐな関わり方をしてくれた親に心から感謝をしたいと思います…!