リーダーシップを発揮する社員の具体的な行動8選
今年小学5年生になる姪は、家庭の方針もあって、そこまでがっちり勉強をしているわけではなく、成績も良いというわけではありません。
そんな姪から、話の流れで突然、「なんで勉強して、いい成績を取らなくちゃいけないの?」という質問を浴びせられました。
どうやら、勉強をすることに対するモチベーションがあまり上がらないようなのです。
子どもの頃に一度は疑問に持ったことがあるような、でも明確に答えを持っているとは言い難いこの質問。
皆さんならどうお答えになりますか?
ちなみに、明確な「コレ」という答えはないと思っています。
「いい学校に入るため」
「大人になって苦労しないため」
など、全部正解といえば正解ですよね。
私は前職で学習塾講師をしていた時、この質問をよく生徒から受けました。
当時の私は、「自分の可能性を広げるため」とか「人生の選択肢を多く持つため」とか…相手に合わせてこういった回答をしていた気がします。
大人も一緒
今回の姪の質問に対してどう答えたかは後で書くとして…
これって、大人になっても全く同じことが言えるんじゃないか、そんなことをふと思いました。
多くのビジネスパーソンが、誰かにやれと言われたわけでもないのに、本を読んだり講座を受けたり、自ら進んで学んでいるということも
事実としてありますよね。
その目的は何か、ここには書ききれないくらいたくさんの目的があって、自ら学びの場を作っている。
・新しい仕事の役割を果たすため
・目の前の課題を乗り越えるため
・より高い地位や役職、待遇を得るため
すべて正解だと思います。
要するに、「自分がやりたいことができるように」とか、「思い描いた人生を送るため」とか、「ありたい姿に近づくため」とか、そういうものですよね。
私個人としては勉強するモチベーションになるといえばなるのですが…
実はもう一つの要素の方が大事だったりします。
自分なりの「適切な」目的を持つ
それは、「やりたくないことをやらないために勉強する」というものです。
ネガティブな要素としては、「追試を受けたくない」とか、「お金に困る人生を送りたくない」とかでしょうか。
ただポジティブな要素もあって、「〇〇をせずに、より効果的に仕事をするためには、どうすればいいだろうか?」と考えること。
例えば、出社せずにフルリモートで仕事をするためにはどうすればいいか?と考え始めると、そのための考え方や手法をめちゃくちゃインプットする。
インプットするだけでなく、アウトプットする(やってみる)ことで、より効果的なやり方へ近づけていく。
世の中のいろいろな発明品って、多くの場合「めんどくさがり」な気持ちから生まれていたりします。
それと似た感覚ですよね。
やらなくていいことをやらないために、学ぶ。
私は、「やりたいことを実現する」だけでなく「やらなくていいことをしなくて済むように」と考えると、結構モチベーションがあがるタイプなんですよね。
あくまで私自身の話ですので、ご容赦ください。
目的をどこに置くか
「勉強」とは、あくまでも得たい姿や目的、結果を手繰り寄せるための手段ということを、改めて考えました。
「目的」なしにひたすら勉強したところで、頭でっかちな人間が一人出来上がるだけ…というのは、私の経験談でもあります。
「やることを」を目的とすること=「手段の目的化」をすると…
せっかくの勉強自体が意味のないものになってしまうかもしれません。
勉強だけでなく、適切な目的を定めて行動することが大切なのだと改めて姪に教えられたような気がしています。
以上、平井でした。
PS
姪とのやり取りを超簡潔に書くと、
平井:「勉強があまり好きじゃないんだね」
姪:「うん。ダンス(習い事)の方が楽しいし。」
平井:「なるほど。だったら、勉強は好きなダンスをめいっぱい続けるために必要だよね」
姪:「なにそれ、意味わかんない」
平井:「・・・」
いつか分かってくれる日が来ると信じています。