2022.08.25 2024.11.19
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得たい姿を決めつけていませんか?|7つの習慣(R)マガジン

  • #Win-Win
  • #得たい姿
  • #決めつける

こんにちは!FCEトレーニング・カンパニーの藤原です。

今年初めて4歳になる双子の娘たちと「流れるプール」に行きましたが、子供たちがはまってしまい3度も行くことに…色白自慢の私ですがちょっとだけ日焼けした夏となっています。

さて今回は『7つの習慣(R)』から産まれたと言われる「Win-Win」についてメルマガを書こうと思います。

【目次】

じゃんけんのWinは?

冒頭記載した4歳になる双子の娘たちは、最近じゃんけんが大好き。

と、ここでいきなりですがクイズです。

私が娘たちとじゃんけんをしたら私と娘達は「Win-Win」になることはあるでしょうか?

ちなみに「あいこ」の時はじゃんけんを続けます。

解答1:Win-Winにはならない
解答2:Win-Winになることがある

過去の私はじゃんけんで勝つことがWinなので、あいこで終わらないならばWin-Winにはならないと思っていました。

しかし、『7つの習慣(R)』を学んで私は、Win-Winの意味をはき違えていたことに気が付いたのです。

Win-Winの意味をはき違えていた?

『7つの習慣(R)』でWinとは「勝つ」ではなく「得たい結果を得る」と定義しています。

じゃんけんで得たい結果が「勝つ」であれば上記「Win-Win」は成立しません。

ですが私は、4歳の娘たちがじゃんけん勝って喜ぶ姿が嬉しいのです。

よって得たい姿は

娘たち=じゃんけんで勝つこと
私=娘たちがじゃんけんで勝つこと

ですので、先ほどのクイズの正解は

「Win-Winになることがある」となります。

ビジネスにおいても…

さて、この「Win」が得たいものを得ると理解した後で重要なのは、「得たいものを決めつけていませんか?」ということ。

部下、同僚、上司、お客様、家族…周りにいる人の「Win」を決めつけている人が多いんです。

17年前、私は今の会社の前身の仕事に転職。

それまでのビジネスとはガラッと変わって、初めての営業職で、それもフランチャイズ(FC)を営業する仕事をしていました。

転職当初に担当した、あるクライアントの話です。

そのクライアントはお父様が一代で地元の名士企業まで成長させ、次期経営者候補としてご子息が子会社の社長としてFCビジネスを始めることを検討されていました。

理念ともマッチしましたし、私も新人ながら一生懸命営業しましたのでFC契約を締結。

ある日、ご子息(子会社社長)とそのお父様(親会社社長)とお母様、そして私の4人で食事をさせて頂いた時の話です。

私は新人営業マンという事もあり、ちょっと過剰かも知れませんが一緒に物件も探すし、スタッフ採用面接にもすべて参加するつもりでいました。

ですので、食事中に子会社のビジョンを聞きながら、私は全力で伴走することを話していました。

しかし、どうもお父様の顔が曇っているようで気になり、ご子息が席を離れたときに、お父様に聞いてみたのです。

「大社長(親会社社長をそのように呼称していました。)は今回子会社にFC契約をさせて、どうなることを望んでいますか?」

お父様はよくぞ聞いてくれたというお顔で、

「息子には良い意味でも悪い意味でも苦労してほしい。正直、我が社は私と妻で頑張ってここまで大きくした。

本当にたくさんの困難があった。

息子にはこの会社をしっかりと引き継いでほしいが何分経験がない。今回のFC加盟の目的は息子自身の力で苦労しながら子会社を発展させてほしい。

よって過剰なフォローはしないでほしい。
 
もちろん正当なフォローはしてほしいが、先ほどの話を聞いていると藤原さんは息子の為に過剰なフォローをしそうなので…」

クライアントの得たい姿を決めつけていた

私はFC営業する中でクライアントが得たい姿は

「ビジネスを成立させること」 =「しっかりと利益を出すこと」

それしかないと決めつけていました。

よって、多少過剰でも成功させるためには何でもしたいと思ったのです。

しかし、今回のクライアントの本当に得たい姿は、失敗させたいわけではありませんが、「自分自身の力でビジネスを成立させること」

その得たい姿を理解した後は、本部としてのフォローは行いましたが、それ以外の過剰なフォローはしませんでした。

なお、この会社のご子息は大変優秀だったので、見事ビジネスを成立、多店舗も成功させ、今は立派に親会社の経営もされています。

相手のWinとは?

先ほども記載しましたが「Win」=「得たいもの」を決めつけていませんか?

部下、同僚、上司、お客様、家族…周りにいる人の「Winを決めつけている人」の確立がかなり多いのが事実。

しかし、そのWinが、本当にその人が得たいWinと合っていなければ、どんなことになるのでしょうか?

私は「Winは決めつけるのではない」を意識し、おかげさまで営業マンとしてはそれなりの成果を出し続けることができ、今ではFCEトレーニング・カンパニーの副社長というポジションも頂戴しております。

皆様はいかがでしょうか?

決めつけるのではなく、相手のWinを考えるには、まずは理解しなければなりませんよね。

『7つの習慣(R)』では下記のようになっています。

第4の習慣 Win-Winを考える
第5の習慣 まずは理解に徹し、そして理解される

『7つの習慣(R)』を学び、それをビジネスでも活用できると本当に世界が変わります。

私も営業人生ががらりと変わりました。

今回のメルマガが少しでも皆様のお役立てになったのであれば嬉しいです!

このようなエピソードを引く続きお届けできればと思っておりますので、次回のメルマガも頑張ります!

以上、藤原でした!

PS
残りの夏も、「流れるプール」で、娘たちを楽しませます!

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この記事を書いたコンサルタント

藤原 覚也 (株式会社FCE)

大学卒業後、企業に従事する傍ら自ら起業し事業を立ち上げる。
30歳(2005年)の時に経営を学ぶために、経営コンサルティング会社(東証一部)へ転職。
入社2年目で仙台副支店長となり、2010年にはIT営業代行事業を立ち上げ(東証一部)の子会社代表取締役社長に就任。新規事業立ち上げから、事業拡大時における組織作り、人材育成において手腕をふるう。
2012年 FCEトレーニング・カンパニー 取締役就任(2014年に副社長)
2013年 FCEメディカルアンドケア (現FCEパブリッシング) 取締役兼任

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