2022.09.26 2024.11.19
  • キャリアアップ

“苦手”に勝つ方法

  • #苦手に勝つ
  • #苦手

こんにちは、FCEトレーニング・カンパニーの鈴木です。


今年の夏休みに初めてお父さんと2人で旅行に行きました。


かなりのアウトドア好きなお父さんに、学生の頃にたくさん山や湖に連れて行ってもらったことを思い出し、とても懐かしい気持ちになりました。


忘れられない夏の思い出ができて、嬉しかったです。


最近はもうすっかり秋めいてきましたね。

【目次】

苦手なことは何ですか?

突然ですが、そう聞かれた時に皆さんは何と答えますか?

学生時代の私だったら、真っ先にこう答えたと思います。

 数字、科学、計算、分析

しかし、今同じ質問をされたら、”好きじゃないこと”はあるけれど、正直”苦手なこと”はない、と答えるかもしれません。

そういうと、「じゃあ何でもできるんかい!」と言われてしまいそうなので、一応補足すると、”苦手”と思っていなくてもできないことは勿論あります。

ただ昔は真っ先に”苦手”と言っていたことに対して、特段その意識はなくなったという感じです。(好きではないですけれど(笑))

“では、何でそうなったのか?”と考えた時に、あるきっかけがあった、と気づきました。

“苦手なこと”がなくなったきっかけ

今の自分のように変わったきっかけとは何か。

それは入社してすぐのオンボーディング研修で、

“まず、自分が会社に期待されていることを知ること。そしてその期待に応えること。”

これが、少しでも早く成果を出す為にとても大事なことである。

と学んだ時のことです。

確かに、“採用してもらったということは、この会社に必要と思ってもらった”ということはわかってはいるものの、“具体的に自分に何を期待してもらったのかはわからない”と思いました。

そこで私は当時、FCEの新卒面接の山である2次面接を担当して下さった、かつ人材開発室の役員である石井さんという方に聞いてみました。

「採用時、私に期待したことは何か教えて頂けますでしょうか。」 

その時に言われたのが、「“目標達成への負けず嫌い”を高いレベルで発揮すること」そして、具体的な3つの期待事項を教えて頂きました。

それは、自分が想像していた遥か何十倍も、高いレベルで力を発揮することが求められている内容でした。その瞬間、シビれるような何かを感じたのを今でも覚えています。

さらに、「もしかしたら自分が思っている以上に、自分が知らない可能性を秘めているのかもしれない…」と思いました。

そして、それまで自分が考えていた”目指したい姿”よりも、もっと高い位置を目指しても良いのかもしれないと思ったのです。

自分の中に強く衝撃が刻まれたその瞬間に、頂いたメールにお気に入りマークをつけて、今でも定期的に見返せるようにしています。

また、その時にこんなことも言って頂きました。

「鈴木さんは右脳と左脳のバランスがいいんだろうな、と思います。」

右脳=ひらめき、直感、イメージ記憶、芸術性、創造性
左脳=話す・書く、分析力、科学的思考力、論理的思考力、言語認識、計算力

それまで私は、圧倒的右脳派だと思っていました。

数字は滅法苦手、国語は説明文よりも物語文、小論文よりも感想文。絵を描くのも好きなのですが、模写ではなく、抽象画っぽいもの、概念を形にするのが好きです。

どう考えても、右脳の要素しかないと思っていました。

そのため、石井さんにこの言葉を頂いた時は、心の底からびっくりという感じでした。

しかし、入社してから1年半。

今、昔自分が苦手だと思っていた、数字の分析力や論理的思考力が強く求められるマーケティングの仕事をしています。

あれだけ苦手だった数字と向き合うことや物事を分析することも、結論ファーストの説明文的な文章を書くことも、知らぬ間にできるようになっています。

それどころか、「細かい分析がすごいね」「文章力があるね」「論理的に体系立てて考えるのが得意なんだね」と言われるようにまでなりました。

今思えば、あのオンボーディング研修での一件は、「ジョハリの窓」でいうところの、「盲点の窓」が開いた瞬間であり、”苦手”という自己制限パラダイムが解除された瞬間でもあったと思います。

“何となく〇〇は苦手”、”〇〇はできない”、”自分は△△の方が得意だ”と思っていたのが一気に崩されました。

そしてそこからは、“え、意外とできるのかな?”と、半信半疑ではありながらも、これまで苦手だと思ってきたことにもチャレンジし続けてきました。

その結果、弱いと思ってきた左脳的な思考や能力が一気に開いた、、、のではないかなと。

能力や可能性の扉を開く

この経験から私は、人間の意志の力次第で、自分の能力や可能性は大きく広げられるということを感じました。

そのためには、まず“自分がどんな人間であるか”を客観的な視点から知ることが重要だと思います。

特に、“客観的な視点”が大事なのではないか。自分が自分のことを1番よくわかっていると思っていても、案外他人の方がわかっている場合もあります。

自分のパラダイムの中では、自分の殻を破ることはできない。主観で見えている範囲の中で考えることには限りがあるし、自分が思っているより狭い。

少し俯瞰して色々な視点、角度で見たり、自分以外の誰かからの新しい視点を取り入れたりすることが重要であると感じます。

だからこそ、時にはゆっくり時間をとって、自分の今の状態や未来について俯瞰で考えたり、他人の意見にしっかり耳を傾けたりしようと思います。

また、私自身ももしかしたら、石井さんが私にしてくださったように、誰かの窓を開く存在になれるかもしれない。

ゆくゆくは、自分だけではなく、同じチームのメンバーや友達など、周囲の人の能力や可能性を広げるきっかけをつくれる人になれたらいいなあと思いました。

 

PS
23歳になったにも関わらず、まだまだ両親に助けられてばかりで、親孝行って難しいな〜と思っていました。

でも、お父さんに「さよと2人で旅行に来られるなんて思ってなかった。ありがとう。」と言われて、もしかしたらほんの1mmだけでも親孝行ができたかもしれないと思いました。

そして、結婚や出産をしてしまうと、なかなかお父さんと2人で旅行なんていうのは難しくなると思うので、今しかできないことは今のうちにしよう!と思いました。

いつかはお父さんに連れて行ってもらうのではなく、お父さんを旅行に連れて行ってあげる、本当の親孝行をするのが目標です!

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