リーダーシップを発揮する社員の具体的な行動8選
リモートでの業務が多くなる中で、組織風土や企業文化というものがいろいろなところで話題になる機会が増えているような気がします。
直接顔を合わせる機会が減った分、メンバー同士のコミュニケーションや上司対部下のコミュニケーションについて悩んでいる方が多いのかもしれませんね。
以前の記事で朝礼や夕礼の話をしました。
定期的に、且つ半強制的に、全社員が顔を合わせる機会を作り、それらを「目的」をもって行うことで、メンタルケアも行っていくというものです。
今日はその中でも、バースディ朝礼についてお伝えをいたします。
バースディ朝礼
バースディ朝礼とは、文字通り、誕生日の社員に対して日頃の感謝だったり、普段は言えないその人の良いところだったり、普段の朝礼で行っている「褒めリレー」の誕生日特化版のようなものです。
他のメンバーのバースディ朝礼は頻繁にありましたが、先日、私は初めて自身のバースディ朝礼を行っていただきました。
というのも…私と同じ誕生日のメンバーが、社内に実に3人もいて、昨年まではその日を他のメンバーを褒める機会に譲ってきたためです。
ですが今年は、「日をずらしてでもやろう!」ということで、当日から少し外した別の日に実施していただくことに。
どんな内容だったかは皆様の想像にお任せをいたしますが・・・
オンラインでの実施なので、その様子を録画して、疲れたときとか自分を奮起させようとするときとかに、ちょこっとだけ見て、モチベーションを高めるために活用しています。
実は、このバースディ朝礼、かれこれ2年以上続いているんです。
途中で何となく消滅しかけた時があったような気もしますが、結果として、今では完全になくてはならないイベントの一つになったのではないでしょうか。
なぜそこまでのイベントに昇華したのか。
最初は、社長の荻野から「みんなの誕生日を祝いたいよね」という鶴の一声から始まったと記憶している、このバースディ朝礼。
ただ、それを受けて、自主的に共有スケジュール表に誕生日が分かるように同期掛けをしたり、「今週の水曜日は、〇〇さんのバースディ朝礼なので皆さんよろしくお願いします」と通常の朝礼で声掛けをしたり、一人ひとりがアクションを起こすようになったなぁと。
ここ1年は特にそう思います。
一人ひとりが、このイベントを今までよりも大事にしている。
そういう輪が広がっていると感じているんです。
一人ひとりが、意識的に作り上げるもの
冒頭に記載をした「組織風土」や「企業文化」というもの。
似たような言葉ではありますが、実は全く別のものなのかもしれません。
「風土」は、自然と出来上がってくるイメージ。
「文化」は、人が意識的に作り上げ、人によって継承されていくものなのだと思います。
組織のリーダーがいくらそれを続けてほしいと思っていても、現場のメンバー一人ひとりが、同じように思わない限り、文化が根付くことは難しいと思います。
組織にいる一人ひとりの意識と行動が、チームや組織の文化を作り、長く続くものへと伝承されていくんですよね。
皆様の会社におきましても、組織の一人ひとりが「続けたい」と思うような文化づくりをするために、私たちの会社がお役立ちできることがあれば幸いです。
以上、トレーニング・カンパニーの平井でした。
PS
いつものリレー形式ではなく、ただ一方的に褒められ続けるというのは何とも恥ずかしいものですが、とても嬉しいものでもあります。
1年に1日くらいは、こういう日があってもいいのかもしれませんね。