リーダーシップを発揮する社員の具体的な行動8選
そんな中、先日、サッカーの中村俊輔選手が引退されたということを、ニュースで拝見しました。
私が神奈川県出身ということもあり、横浜のチームで活躍していた時期も長く、何か他人事とは思えないんですね。
サッカーはあまり詳しくはないのですが、俊輔選手のプレーは、素人目にもすごいと思えるものばかりだったと記憶しています。
引退会見のことをニュースで見てみると、俊輔選手の代名詞とでもいう「フリーキック」について、こんな発言が書かれていました。
「フリーキックは、PKと同じ感覚で決める」
一言で表されていますが、この感覚は、自分の仕事にも通じるところがあると感じました。
サッカーの試合で、PKを獲得したら得点の大チャンス。
私のような素人が見ていても、「決めて当たり前」くらいの感覚になってしまいます。
PKを蹴る選手も、それが分かっているから、とてつもない緊張感があるのではないか、と思うのです。(実際にPKを蹴ったことがないので推測ですが)
その緊張感をもって、より難易度の高いフリーキックに臨むということ。
それくらいの緊張感で、「できて当たり前」ということを自分に課す。
さらには、大観衆の前でやるといったら、ものすごいプレッシャーのはず。
たくさんのプレッシャーや責任を乗り越えて、実績や栄冠を手にしてきたのだなと感じました。
振り返ってみると、今自分が役割として担っている経理やバックオフィス業務は、PKを決めるのに似ているところがあります。
ミスなくパーフェクトに決めて当たり前、そこが±0ライン。
日常的にやっているルーティンの業務がPKだとしたら、「少しイレギュラーな対応等」=「フリーキックを蹴る時と同じような緊張感」で仕事をできているかどうか。
残念ながら、緊張感に欠けてしまったときほど、抜け漏れやミスが起こるということを、自分の身をもって振り返っていました。
こういった「一段上の緊張感」を持つには、私の場合はですが、外的なプレッシャーよりも、自分自身の中から生み出す必要があると思っています。
実際に俊輔選手の会見でも、
「蹴ったら必ず入る。そういう状況をチームメイトにも見せて信頼してもらう」
というものがありました。
“これがうまくいったら、こんな〇〇が実現できる!”という、なんかポジティブな要素とでもいうのでしょうか。
この
・ミスったらダメだというプレッシャーのようなもの
・うまくいったらどうしようというワクワク感に似たもの
という2つのバランスが、適度な緊張感を生み出す根源なのかもしれない、というようなことを、自分の経験からも振り返っていました。
(私の場合、前者が強烈に勝って、押し潰されそうになることも少なくないんですけどね…)
緊張感を絶やさず、かといってプレッシャーばかりを課すのではなく、あるべき姿に向かっていけるような緊張感をもって仕事をすること。
そうした日々のプロ意識が、仕事の質も、人生の質も、自分がありたい姿に近づけるんだ、ということを、改めて考えるきっかけになった引退会見でした。
皆さんの「働くをもっとおもしろくする」に少しでもお役立ちできれば嬉しいです。
以上、トレーニング・カンパニーの平井でした。
PS
サッカーはあまり詳しい方ではありませんが、
日本代表となると、つい応援したい気持ちが強くなりますね。