2021.02.03 2024.11.19
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箱根駅伝を見て思う

皆さん、こんにちは!出身は神奈川県小田原市、そのちょっと先にある箱根は、私にとっては庭のような場所、FCEトレーニング・カンパニーの平井です。

【目次】

箱根駅伝を見て思う

その昔、東海道を旅するのに幾つか難所があったと言われていますが、その一つが、宿場町小田原の先にある箱根の山です。

父親の実家が箱根のかなり上の方にあったため、子どもの頃から箱根は自分にとっては庭のような存在です。最近はコロナ禍もあって箱根も小田原も観光客はめっきり少なくなってしまっています。

そんな箱根を、年に1回、全国区に名を轟かせるのが、1月2日・3日に開催される「箱根駅伝」ではないでしょうか。

私の祖父も父も多分に漏れず箱根駅伝が好きで、その影響で私も子どものころから沿道で応援するようになっていました。

陸上競技をされていた方からすると的外れになるかもしれませんが、本当に凄い競技だなと特に大人になってから毎回のように思うようになりました。

チーム競技という側面と、個人競技という側面を併せ持っていて、その両方において成熟したチームが好成績を残しているのだと思います。

100の力を持った選手が首位でタスキを受け取ったからといって、80の力しか出さずに走っていたとしたらどうなるでしょうか。

「一人ひとりが自立した状態で、全力でベストを尽くそうとするからこそ、一人ではなし得ないような大きな結果につながる。」

そう考えると、会社やチームも全く同じ。

順調だからといって、誰かが意図的に手を抜いた仕事をしてしまったとしたら…

他の人がカバーしてくれるかもしれませんが、全員が全力で行動しているチームに比べると結果は明らかな気がします。

自分がチームの努力を水の泡にする

私には昔から、ある程度慣れてきたり得意になってきたりすると、「これくらいでいいか」という好ましくない考えが思い浮かぶことが多く…今でもそれが「ゼロ」になったとは言い難い状況です。

山登りが得意だと思っていて、圧倒的な差で小田原中継所(4区→5区)でタスキを受け取って、箱根の山で首位から陥落するようなイメージです。

仲間が築いてくれた成果・結果を、自分一人が全力を出さなかったことで水の泡にしてしまう。そんな悔しく情けない思いをしたこともありました。

箱根駅伝の連覇を実現したあるチームの監督は、「監督が常にいなくても、自ら考え、自らを律し、自ら行動するチーム」
作りたいと言っていたことを思い出します。

チームで結果を出すためには、前提として個人の自立が求められるということに他ならない。

そう、改めて考えさせられる言葉です。

起こった出来事をどう受け止めてどのように未来を変えていくか

そしてもう一つ、箱根駅伝で結果を出すために、参加選手全員がしっかりとした準備・練習をして本番に臨んでいても、アクシデントが起こることがあるということ。

けがによるブレーキや、実力が出せずに大きく順位を落としてしまうなど。でも、そういった選手の中でも、翌年に区間賞を取ったり、好成績に貢献したという選手も少なくないんですよね。

大事なのは、起こった出来事をどう受け止めてどのように未来を変えていくための行動をするか、ということなのだと思います。

仕事においても、どんなに準備をして臨んだつもりでも、思うような結果を残せなかったりミスをしてしまうこともゼロではありません。

その時に、そこで心が折れたり不貞腐れたりして行動を止めてしまうか、経験を活かして次につなげるかを選ぶのは、自分自身なんですよね。

書いていて、なかなかそれができなかった過去の自分に説教をしたくなってきました。

最高の笑顔でゴールしたように

そして最後に、2009年に青学が33年ぶりに出場を果たした時の結果は、23校中22位でした。

ただ、10区の選手はゴールの時に、まるで優勝したかのような満面の笑顔でゴールしたのです。33年前の青学は、ケガによる途中棄権だったそう。

だから、アンカーの選手は、タスキが途切れなかったことに対して最高の笑顔でゴールした、とのこと。

全力で走っていると、眉間に皺が寄って、険しい表情をしてしまいがちですが、笑顔で走り続けられるよう、自分自身を整えて走り続けることの重要性を改めて教えてもらった気がします。

まだまだ書きたいことが多く長くなってしまいましたが、なにか一つでもお役に立てれば幸いです。

平井純でした。

PS
コロナ禍の中、沿道に応援に行けなかったのは残念ですが、「応援したいから、応援に行かない」というキャッチフレーズは、本当にそうだなぁと思いました。

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この記事を書いたコンサルタント

株式会社FCE (編集部)

株式会社FCE 人材育成コラム編集部です。
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