リーダーシップを発揮する社員の具体的な行動8選
初めてのオンライン運営
世の中にオンライン化の急激な流れが生まれてから早1年半近く。
恥ずかしながら、初めて「オンライン研修」の運営に携わることになりました。
以前も私の記事に何度か登場しているのですが、ある保育園の先生方への研修でのことです。
講師を務めるのは、弊社の社員ではなく、とある専門の講師の方。
社内講師のオンライン研修だったとしても、どの場面でどんな展開にするのかということを念入りに行わなければオンライン研修の運営は難しい…外部講師の方となると、なおさらです。
相当慎重に、複数回打ち合わせを重ね本番に臨みました。
結果としては、講師の方にも参加者にもストレスをかけることなく、改善点はあるものの、良い形で終えられたのではと思っています。
集合型研修の運営と何が違う?
私にとっては、前述の通り初めてのオンライン研修の運営でしたので、もう一人の運営スタッフがいなかったら、こんなにうまくはいきません。
そのスタッフは、月に何本ものオンライン研修を運営しており、Zoomのことなど、「このスタッフに聞けば何とかなる!」というとてつもない信頼感のあるスタッフなんです。
私は研修中、ほぼパソコンの画面と講師の方の動きばかり見ていました。
画面はちゃんと映っているだろうか、参加者はちゃんと聞いているだろうか、講師の先生は困っていることがないだろうか、などなど…
でも、そのスタッフは、その目の前にあることに加え、次の次の次くらいの展開まで把握をして、先を見て考え「今、何をしておく必要があるか」という動きをしているんです。
会場に集まって実施する研修運営と比較して考えたとき、オンライン実施の方が、何倍も目を配らなければならないところがある。
そして、何倍も神経を研ぎ澄まさなければならないところがありました。(私がオンライン運営に慣れていないという側面も勿論否めません)
参加者が目の前にいないからこそ、見なければならないものがあるし、見えなければならないものがある。
と実感しているところです。
1日を終えて受けた衝撃
ほぼ丸1日の研修だったのですが、全てが終わったとき、私の体は疲労感で溢れていました。
そして、そのスタッフに伝えた言葉は、感謝の気持ちはもちろんのこと
「オンライン運営って、こんなに大変なんだね。」
「知らなかった…」
私は自分でこの「知らなかった」という言葉を発した時…ものすごく恥ずかしい気持ちが湧き、併せて、感謝の気持ちがより深まったような気がしました。
この1日を終えて受けた衝撃は大きく2つ。
1、近くで仕事をしている仲間の大変さを「知る努力」ができていなかったという事実
2、目立たないかもしれないが、裏で支える仕事の重要さ
ひとつめの気づきでは、もっと知る努力をしなくてはということ。
そう思った一方で、反対の立場から見てみると、自分のやっている業務を知ってもらう努力も必要だなと感じたことです。
ふたつめでは、全ての役割はつながっていて、一つひとつに目的・意味が明確に存在し、表面上だけにとらわれるのではなく、全体を見たうえで、自分の役割を全うすること。
少し身近なことに置き換えてみたのです。
例えば、生放送で毎日届けられる朝のニュース番組。
キャスターだけでなくて、音声担当もカメラ担当も、全員が完璧な仕事を行って、初めて1つの番組として成立しますよね。
でも、目が行くのは、アナウンサーさんやタレントさんで、「今日はカメラ担当さんが完璧だったから、ストレスなく番組を見られたな!」とか思うことって少ない(ほぼない?)と思うんです。
自分たちの仕事にプライドを持ち、最高の仕事を仕上げようと志す人たちが集まって努力するからこそ、最高のサービスが提供できる。
そう考えていると、「自分はどこまでできているか?」と自身に問うと同時に、「そういうチームであり続けよう!」そんな決意が改めて
沸き起こってくるのでした。
今回の出来事からの「学び」を整理すると、
1.運営スタッフのレベルの高さがすごい!と思うとともに、それを当たり前と思わず、その動きや役割に対して、感謝を示せる人間でありたいと思ったこと
2.どんな役割でも、プロフェッショナルとして仕事を追求し、全体の仕事の質を更に高めることができること
色々なところに学ぶ機会があり、本当に刺激的な環境に感謝しております。
若干手前味噌な内容も含んでおりますが、感謝の気持ちをもって記事にいたしました。今回の内容が、少しでも皆さんに貢献できたら嬉しく思います。
平井 純でした。
PS
いつもと違うところの筋肉を使ったのか、2日後に、いつもならないようなところが筋肉痛になりました。