リーダーシップを発揮する社員の具体的な行動8選
学ぶ人に学ぶ理由はあっても、学ばない人に学ばない理由などない
日本では「仕事のために自ら学んでいる人」はわずか3割と言われています。
学生の時は、受験勉強を多くの方が行っていて、”学ぶ”という事の経験を持っている方がほとんどです。
ただ社会人になると、「忙しい」や「費用負担がある」「今やっている事で充分」という多くの理由で学ばなくなります。
このような方々は、時間や費用の問題が解決されたら本当に学ぶのでしょうか?
恐らく学ばない方がほとんどではないかと思います。
では、それは何故なのでしょうか?
私は学生時代、あまり「学ぶ」という事をしてきませんでした。
社会人になった最初も学んでいませんでしたが、いくつかのタイミングでは”学ぶスイッチ”が入った経験があります。
この後は私の経験を少しお伝えします。
現在「学ぶ」習慣が無い方でも変わる事が出来ると思っています。
学ぶきっかけ①
最初のタイミングは、社会人になって1年目の終わりです。
私はその当時、接客業で働いていました。
元々同業でアルバイトをしていた事もあり、仕事内容に大きな変化は無く、正社員ですが、アルバイトと変わりがなかったと思います。1年経って、転職を考え、「職務経歴書」を初めて見た時です。
「これ、書くことが無い…」
「自分が何をしてきたのか。誇れることが何も無い」
この時に、危機感を覚え、「このままではまずい」「自分は何をやりたいのか、どうなりたいのか」と考え始めました。
そして「自分がやりたい事は何か?」「どのような自分でありたいか?」が明確になった時に、”学ぶスイッチ”が入ったのです。
当時「自己啓発」として多くの研修を受けられる制度があり、時間を見つけては、興味があるテーマに参加するようになりました。
そうするうちに、資格を取得するために、休みの日を使って、学校に通うようになったのです。そのタイミングから「仕事の楽しさ、やりがい」を初めて感じることができました。
学ばなかった社会人1年目よりも仕事は忙しくなっていたし、学校に通うお金も安くはありません。
でも、無意識のうちに「仕方ない、出来ない」ではなく、「どうやったら出来るか?」を自然に考えていたように思います。
この事が「学ぶ」きっかけになりました。
学ぶきっかけ②
「学ぶ」きっかけは自らで見出すだけではないと思います。
最終的には自ら決断するのは変わりませんが、外からの刺激によって「学ぶ」きっかけを得るというのは多いと思います。
例えば、「新しい役割を与えられ、その中で期待事項を伝えられる」というのもあると思います。
私自身も経験が多くあります。
ただ「役割を与えられ、期待事項を伝えられていても」上手く「学ぶ」スイッチが入らないケースもありました。
前提として、そもそも自分が受け入れていないというケースを除くと、何が違うのでしょうか?
私は「期待される姿や実現したい姿を実現するためにどう進んでいくか、何が足りないのかが明確になっている」ことでした。
自らそれを見つける事が出来れば、何をいつまでに学ぶ必要があるか?が明確になります。
ただ、毎回自分の力だけで発見できるとは限りませんし、個人差もあると思います。
一人ひとりの「気付く力」「発見できる力」のみに依存するのではなく、ある程度組織の一員としての「あるべき姿」や「どのような事が求められるか」を明確にすること。
それが「学ぶ」スイッチが入りやすい状況を作るヒントなのではないかと思っています。
自分で気づく「きっかけ」もあれば、外からの「きっかけ」も両方経験しました。
ただ共通しているのは、どちらとも学びながら仕事をしていく事で、仕事のやりがいや楽しさが大きくなったという点です。
現在、人材育成に関する仕事をしておりますので、このようなきっかけを与えるお手伝いが出来たら、と改めて今回のメールを書いていて、感じました。
少しでも皆様のご参考になれば幸いです。
以上成田でした。