2021.12.15 2023.08.09
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鬼平犯科帳から仕事の質を高める

【目次】

皆さん、こんにちは!

先日、社内システムに入ろうとネットを立ち上げた私の目に、衝撃的なニュース記事が飛び込んできました。

歌舞伎俳優の二代目中村吉右衛門さんがお亡くなりになったというニュースです。

大学で文学部だった私は、教授や先輩に連れられて歌舞伎座によく行ったものですし、何よりドラマ鬼平犯科帳は、今でもCS放送で見るくらい好きなシリーズです。

平蔵と密偵の関係から学んだこと

このニュースをきっかけに、「鬼平犯科帳」を改めて振り返り、仕事に活かせる大事なポイントを得ました。

一つは、

「その道の専門家に聞くという勇気を持つこと。」

自分で考えることはとても大事ですが、その材料となる知識が間違っていないか、専門家の力を積極的に借りるということです。

間違った情報から入ってしまうと、その後の行動や結果にも大きな影響を与えてしまいます。

 

そしてもう一つは、

「正確な情報をスピーディにあげようと周囲から思われるような関係を築くこと。」

そのためには、普段からの立ち居振る舞いが大事で、何かあったときに急に親身になったり優しくしたりしても、それは違うということ。

いかに普段から関係を深められるかということではないでしょうか。

平蔵と部下の密偵の関係も信頼関係から成り立っていました。

普段の仕事に置き換えてみても、仕事の関わるメンバーと普段からコミュニケーションをとり、関係を深めておくこと。

そして、専門性のあるメンバーに潔く助言を求めること。

助言を求める際にも、普段からの関係性が大事ですよね。

では、「鬼平犯科帳」の平蔵と密偵の関係性は具体的にどのようなものだったのか…以下にまとめていますので、ご興味のある方は、ぜひお読みいただければと思います!

平蔵と密偵の関係

さて、吉右衛門さん演じる長谷川平蔵は、火付盗賊改方(以下、火盗)の長官(現在の警察のトップでしょうか)部下には同心や与力という役人を多く抱え、その人間模様も魅力の一つです。

役人とは違うのですが、劇中で特に重要な役割を担っているのが、「密偵」と言われる人たちの存在。

平蔵は、この密偵たちに、盗賊の様子を探らせたり、顔を確認させたり、時には一緒に張り込みをしたりします。

この密偵たちは、殆どが元・盗賊なんですよね。

現代でいう警視庁のトップと、元盗賊の協力者みたいなものですから、今では考えられないような距離感ですよね。

ただ、どの物語においても、とても重要な役割を果たすのが密偵の存在なんです。

貴重な情報源は何か?

当時は、インターネットはおろか、写真もありませんから、本人であるかどうかを確認するのは、人相描きか、直接会ったことがある人が確認するくらいしかできません。

そこで、同じ盗賊として関係のあった「密偵」の存在は、火盗にとっての貴重な情報源です。

やはり、確実な情報というのは、「現場に聞く」のが一番なんですね。

以前、私は「すぐにググる」という内容でメルマガを書きました。

今は何でもすぐに調べられるから便利ですよね。

でもその一方で、多すぎる情報を取捨選択するのも、私たちということになります。

偏ったり間違ったりしている情報を鵜呑みにして、間違った行動を取ってしまうことも少なくありませんでした。

そう考えると、「餅は餅屋」とでも言いましょうか、やはり「専門家」に聞くことの優先順位をあげる必要はありそうです。

ネットとにらめっこをしているのもいいですが、「その道に詳しい人」や「経験者」に聞くということを、このネット社会の中で忘れがちになってしまうこともあるのではないかと思います。

「その道の専門家」が、鬼平で言うところの密偵の存在ということになるわけですね。

また劇中では、平蔵は密偵たちにとても慕われており、それは普段の振舞からも表れています。

普段から恩義を感じたり慕われたりするからこそ、正しい情報をあげようとか、有益な情報を手に入れようとか、そう思う者たちも多かったのではないかと思います。

「その道の専門家に聞くという勇気を持つこと。」

そしてもう一つ、
「正確な情報をスピーディにあげようと周囲から思われるような関係を築くこと。」

この2つのポイント、ぜひ、仕事にも生かしていただければ幸いです。

私も普段から情報をあげる側として、正しくスピーディなコミュニケーションをより一層心掛けていきます。

皆様の働くを今よりももっとおもしろくするためにお役立ちできればうれしいです。

平井純でした。

PS
鬼平犯科帳のドラマのエンディングは、ジプシーキングスの曲で締めくくられます。

海外の楽曲なのに、妙に江戸の日常とマッチしているんですよね。

とてもワールドワイドな作品だと改めて思いました。

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