リーダーシップを発揮する社員の具体的な行動8選
そして、その時は、「上司に自分が一言いってやらねば…!」という、尖り方をしていました。(20代の頃の話です 笑)
その時のチームは、ずっと成績が振るわない人やモチベーションの低い人が、結構いて、正直あまり良くない状態でした。
私は自分の営業成績が良かったのもあって、上司に意見しやすかったのだと思います。
上司を会議室に呼び出して
「〇〇マネージャーのやり方が良くないから、チームこんな風になっているんですよ」
「今のチームがこういう状況なのは、マネジメントのせいなのではないですか?」
と直接言ってしまうこともありました。
当時、その行動は私の中では「正義」でしたし、「ベスト」だと思っていました。
でも、結局そのチームはあんまりよくならなくて、「あの上司が悪いんだよな~」と私の中では思っていたんです。
「マネージャーを変えること」
それがその時の自分にとって精一杯の「正義」であり、「主体性」だった。
でも、FCEグループに入社して、「主体性とはなにか」を初めて深く理解したんです。
主体性とはなにか?
主体性とは、自分がやっていたこととはちょっと違うな、と分かりました。
主体性というのは、「実現したい姿を実現していくために、自分に何ができるか考えること」そして、「自分の行動を変えることで、まわりを変えることができると知っているということ」
逆をかえせば、「チームが良くないのは、自分の行動も影響しているということを知る」ということ。
それが、「主体者になることだな」と分かったんです。
結局、自分の行動によって、チームを変えられるっていうことは、今のチームの姿も自分の行動の結果なんですよね。
そのチームにとって、紛れもなく自分という人間が一員としているのだということを自覚したとき、考えました。
「あの時私がとった行動は本当にチームが実現したい姿を実現するためにベストの答えだったのか?」
と。
私の行動は、ベストではなかった、そう、今なら思えます。
文句を言って、「上司やマネージャーを変える」ということが、自分にとって、たったひとつのやるべきことだと信じ込んでいて、「チームを変えるために自分が変わる」とは、考えもしませんでした。
上司やマネージャーを変えることが、唯一の道だと思っていたけど、よく考えれば、上司やマネージャーだけでチームは成り立っていない、ですよね。
「自分の何を変えたら、チームが良くなるか?」
と、考えてみることは、私にとって、とんでもなく大きな気づきでした。
「誰かのせいでうまくいっていないと思うから、誰かを変えようとする。」
けれど…誰かを変えることって、めちゃくちゃ大変ですよね。
でも、「自分が変わることで、環境や結果を変えられる」と知っていると、自分を変えることができる。
それが、本当の「主体性」だとわかったのです。
これは、決して「自分せいだ」と責めたりすることではなくて、「自分が変わることで、チームを変えられると知っていること」だと思うんですね。
正直、今でも、
「あーもう、部下変わってくれたら」
「部下がもっとやってくれたら」
と思うことも、もちろんあります。(逆の立場になっても、同じように思うものなんですよね)
でも、今の私は、自分の行動を変えることで、チームを変えられると知っているから「自分の何を変えたらいいかな?」と
考ることができる。
そして、やはり他人のせいでうまくいっていないと被害者になってしまうより、自分がキーマンだと考える方が、気持ちがいいし、結果や環境を変えるのが簡単だな、と思えるんです。
「主体性」ってなんだったけ?と、立ち止まってみてほしい
きっと、今日から、新しい環境に飛び込む新入社員の方々やこれから新入社員を迎え入れる方々、部署異動・転職など、様々な理由で、環境が変わる方が多いと思います。
もしかしたら、新しい環境で、「相手が期待通りに動いてくれない」とか「思ったとおりの環境ではない」と、感じることもあるかもしれません。
そんな時にふと、立ち止まっていただいて、
「『主体性』ってなんだったけ?」
「主体的である考え方って自分を変えることとで、まわりの環境を変えることができると、知っていること」
だったなと、思い出してもらえたら、と思います。
そうしたら、きっと「じゃあ、明日から、自分のなにかを変えてみよう!」と気持ちの切り替えができるはず。
ぜひ、お守りにしてくださいね。
新しい環境での挑戦を応援しております^^
荻野 純子でした。