リーダーシップを発揮する社員の具体的な行動8選
改めて価値を感じた、OJTの時間
私も幼いころに少しだけピアノを習った経験があるので、簡単な所はすらすら弾けますが…少しテンポが変わったり、指の切り返しが必要になったりすると、途端に上手くいきません…
そんな中、息子は「ここは、こうやって、こう」と何度も何度も丁寧にやり方を教えてくれます。
息子自らがやってみせてくれポイントを解説し、「その後、私にやってみて!」と言うのです。
そして、やった後、上手く弾けない私に追加指導も入ります。
完全にノリで「教えて!」といった私に真剣に教えてくれる息子に感激しつつ、徐々にコツを掴み、ひとパートが弾けるようになりました。
短いパートではあるものの、ものの30分でコナンのイントロが弾けるようになったというのは、凄い事だと思います。
私に楽譜を与えられて、30分頑張ってね!と言われてもこの仕上がりには絶対になりません。
そう考えると、息子が無意識レベルでやってくれた指導方法、OJTによる指導方法は本当に価値のある手法だと感じます。
日本における社員教育の手法として、もっとも深く浸透してきているものがOJTによる指導方法です。段階に分けると全部で4つと言われています。
OJTの4段階
■やってみせる(Show)
息子は私に、「まずこうやってやるんだよ!」と手本を見せてくれました。
なぜか?私は楽譜が読めないから、楽譜と言葉で説明しても分からないので、実際に弾いてくれたのです。
■説明する(Tell)
そして、補足でファは全部「♯」なので黒い鍵盤を使うという事を改めて説明してくれました。
なぜか?ここは、結構大切なポイントで、ちゃんと理解して欲しいと思ったからだと思います。
■やらせてみる(Do)
そして、私に「やってみて!」と言いました。
♯の黒鍵は上手く弾けたものの、最後に一気にスピードアップするところのテンポが全く合っていませんでした。
■確認・追加指導(Check)
それを観て、追加で、「ここはこうやるんだよ!」と追加での指導が入りました。
教えっぱなしだと、本当に出来るかどうかは分からない
たまたま、ピアノを教えて貰った機会に気づいたことは、このOJTの4段階のうち、この3段階目「やらせてみる(Do)」にとても価値があるという事です。
私も何度も指導してきた経験がありますが、私の指導はOJTのように自分で思っているだけで、OJTでなかったと反省する事があります。
やってみせ、追加説明して終わり。あとは、自分で資料見返してやってみてね!
これだと、本当に練習しているかの確認もできなければ、実際にやってみて難しく感じている所がどこかを理解しないままに、放置してしまう事になります。
そう考えると、ピアノのレッスンは、マンツーマンレッスンで、「教える」と「やらせてみる」がセットです。
だからこそ、確認・追加指導が漏れなく実施され、上達していくのだと納得しました。
ただ、実際の仕事においては、教えた後にすぐにやって貰って、確認するという事が、内容によっては出来にくいことや、時間の制約もあります。
そんな中でも本当に教えるのが上手な方を思い起こすと、必ずといって良いほど、別の日程で確認するね!という「確認の場」をセットしているのです。
ただ、教わる側にとっては、別日程で確認する、と言われると少しプレッシャーになりますし、あとは任せて欲しい!と思う事もあると思います。(私もそうです。)
ですが、ここで目的をブラさずに指導ができる人こそが、結果として相手の成長を実現できるのだと、今は分かります。
息子からピアノを教わる機会からOJTでのポイントを更に深く理解できた気がします!
そして、何より息子は、初めて人に教える経験をしました。
自分のレベルをはるかに超える曲を選択したために、何度もなんども繰り返し練習する事に、飽きてきた息子にとって、人に教えるという体験はこれまでとまた違う成長のきっかけを掴んだようでした。
「ティーチ イズ ラーニング」
教える事が学びになると言われているように、今回息子は私に教える事で、コナンの曲のどこが意識するポイントなのか。そして、どこが難しいのかを整理ができたのかもしれません。
さあ、年末に向けて、私もまだまだ練習するべき事柄が山積みですが、一つずつやってみては、自分で確認するという事をやる中でレベルアップを図っていきます。
以上、江口でした!
PS
下の娘は初めてのお遊戯会の練習を連日やっています。
子供たちは、必死にアウトプットし続けています。
私は音声を聞くだけのインプット重視になっていた事を反省し、自分で話すトレーニングの時間を意図的に増やしました!
子供たちは意識せずに練習し続けているのに、インプットばかりしている自分が不思議になりました…