リーダーシップを発揮する社員の具体的な行動8選
リーダー育成の意外な落とし穴
次世代幹部候補や次世代リーダーの方がなかなか育たなくて困っている、というお悩みをお持ちの皆さんも多いのではないでしょうか。
この「次世代幹部・リーダー育成」に関する意外な事実について、今日はお話したいと思います。
いろいろな企業様の人材育成のサポートや相談にのる中で、あることに度々気づくことがあります。
それは、「次世代の幹部なってほしい!」と期待して「育てよう」と手を掛けた人ほど、育っていないです。
そして、なんと、育てようとしていない、期待してなかった人、つまり、意外な人物が次世代幹部や次世代リーダーになることが、結構ある、ということなのです。
これって…何が起こっていると思いますか?
私が思うに、リーダーとは育てよう、育ててあげようと思って、育つものではなく「自らなるもの」ではないかということなのです。
ただ、当然ですが、自然発生的にそういう人が生まれてくれば悩みはないわけで、そうはいかないから皆さんリーダーを育てないといけないと考えますし、育てようとしますよね。
でもそうすると、うまくいかない。
では、こう考えてみたら、どうでしょうか?
リーダーを育てるのではなくて、リーダーが「育つ環境」を作る。
リーダーを育てるのではなく…
次世代幹部・リーダーにしようと思って育成したり、育てたりするのって実はものすごく難しいことだったりします。
リーダーにしたいと思って手をかけてもその人の本心では、リーダーになりたくない、成長しなくてもいい、このままがいいと思っていたとしたら…
いくら手をかけても次世代幹部・次世代リーダーには育っていきません。
やっぱり、その人を変えることができるのも、育てることができるのもその人自身だけ。
他人を変えることは簡単ではなく、非常に難しいということですよね。
その人自身がもっと成長したい幹部となって会社の経営の中核を担いたいと心の底から思って自分を成長させようと思えば、それが次世代幹部・リーダーへの一番の近道。
つまり、そんな風に自ら思う人が育つ環境を用意することが大事ということです。
では、リーダーが育つ環境ってどのようなものなのでしょうか?
リーダーが育つ環境とは?
リーダーが育つ環境のヒント。
それは、「自分が自分の人生の当事者だと気づく事ができること」ではないでしょうか?
うまくいかなくなったとき、誰もが「周りが悪い」「環境が悪い」と思ってしまいがち…ですよね。
ですが、それだと自分の人生に対してすら「他人次第」「受け身」ということになってしまいます。
次世代幹部・次世代リーダーに皆さんが一番求めていることは、リーダーシップの発揮ですよね。
組織やチームにおいて、リーダーシップを発揮するために、まず、誰にリーダーシップを発揮しないといけないかというと…
それは、やはり、「自分自身」に対してではないでしょうか。
当たり前の話ですが、自分自身に対するリーダーシップを発揮することさえできないなら、組織でリーダーシップを発揮するのは、難しいでしょう。
もし、自分自身へのリーダーシップが発揮できていなければ、例えば、仕事で何かうまくいかなかったとき、
・上司・部下が悪い
・お客様・商品が悪い
・業界や世間・時代が悪い
と周りのせいにしてしまって…真のリーダーシップを発揮している状態からはほど遠い状態になってしまいますよね。
組織に対してリーダーシップを発揮できるような人物を育てたいと思った時、やはり、最初の一歩はその人自身が自分自身へのリーダーシップを発揮できるかどうかが、最低限必要なことではないでしょうか?
私たちは、この「自分自身へのリーダーシップ」を「オーナーシップ」や「主体性」という言葉で表現します。
リーダーが育つ環境を作るうえで最も大事なことは、「自分自身へのリーダーシップ」=「主体性」が醸成されるような機会やきっかけを作ること。
「7つの習慣(R)」研修でも一番大事だと言われている「第1の習慣」はまさにその「主体性」がテーマですよね。
次世代幹部やリーダー育成でお悩みの皆様は、社内でこの主体性を醸成できる環境になっているかどうか見直すところから始めてみてはいかがでしょうか?(「7つの習慣(R)」研修の再受講もおすすめですよ。)
以上、松村でした!